AGA薬は飲み続ける必要がある?40代が始める前に知ること
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「一生、飲み続けるんですか?」。
AGA治療を調べていて、いちばん手が止まった言葉がこれだった。
薄毛が気になって、治療を検討し始めた。
クリニックの料金も調べた。
副作用も、一応は把握した。
でも「やめたら戻る」「ずっと飲む前提」と知った瞬間、急にブレーキがかかる。
同じ感覚を持つ40代は、たぶん多いと思います。
この記事では、AGA薬の「飲み続ける」とはどういうことか、やめたらどうなるのか、費用はどこまで積み上がるのかを、始める前の検討段階で整理しておきます。
なぜ「飲み続ける必要がある」と言われるのか
結論から言えば、AGAは根本原因を取り除く治療ではない。
フィナステリドやデュタステリドは、抜け毛に関わるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を「薬で抑えている」だけです。
蛇口を閉めているようなもので、薬をやめれば、蛇口はまた開く。
日本皮膚科学会のガイドラインでも、フィナステリド・デュタステリドはともに「推奨度A(強く推奨)」とされていますが、これは継続使用を前提にした評価です(出典:日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版)。
つまり、「薬で進行を抑える選択肢がある」と「飲めば完了する」は、別の話。
ここを混同したまま始めると、あとで「聞いていない」と感じてしまう。
やめたら、どうなるのか
プロペシア(フィナステリド)の添付文書には、投与中止後に服用中の変化が失われる旨の記載があります(出典:PMDA プロペシア錠 添付文書)。
薬で抑えていたDHTの産生が再開し、脱毛の進行がまた始まる、という仕組み。
WEB上でも、こうした声は何度も出てきます。
「半年やめたら、元に戻った気がする」。
「変化が出たから安心してやめたら、3ヶ月で抜け毛が増え始めた」。
「コロナで通院をやめた間に、目に見えて薄くなった」。
個人差はあるものの、中止後に「前の状態に戻っていく」という傾向は、添付文書の記載とも整合している。
ただし、「やめたら一瞬で全部なくなる」わけではない。
緩やかに、以前の進行速度に戻っていく、というイメージが近いと思います。
変化を見るまで、どのくらいかかるか
飲み始めてすぐ変化が出るわけではない。
ここも、事前に知っておきたいところ。
プロペシアの添付文書では、変化を確認するまで通常6ヵ月の連日投与が必要とされています(出典:PMDA プロペシア錠 添付文書)。
3ヶ月で実感が出る場合もあるとされますが、基準は6ヶ月。
ガイドラインでも、治療反応の判定は「少なくとも6ヶ月間は投与を継続した上で行う」と推奨されている。
逆に言えば、6ヶ月続けても進行の遅延が認められない場合は、投薬の中止を検討する、とも書かれています。
「変化が見えなかったら、やめる判断もある」。
この出口があることは、始める前に知っておくと心理的に楽になる。
まず6ヶ月、続けられる環境を確認したい方へ
AGA薬の治療反応を見るには、最低6ヶ月の継続が必要とされています。
初診料・診察料が無料のオンライン診療なら、薬代だけで始められるかどうかを、まず確認できます。
費用は、長期で見るといくらになるか
「飲み続ける」なら、費用は積み上がる。
ここが、40代にとって一番リアルな判断基準だと思う。
フィナステリドのジェネリックをオンライン診療で処方してもらった場合、月額の目安はおよそ3,000〜6,000円(※推定)。
これを年数で並べると、こうなります。
| 期間 | 総額の目安(※推定) |
|---|---|
| 1年 | 36,000〜72,000円 |
| 3年 | 108,000〜216,000円 |
| 5年 | 180,000〜360,000円 |
| 10年 | 360,000〜720,000円 |
月5,000円なら、年間6万円。
10年で60万円。
先発品やデュタステリドを選べば、もう少し上がる。
通院型で診察料がかかるクリニックだと、さらに上乗せになります。
WEB上にも「月5,000円でも、10年で60万。そう考えると大きい」という声はあった。
反面、「ジェネリックに変えてから続けやすくなった」「オンラインに切り替えたら月2,000円くらい浮いた」という声もある。
長く続けるものだからこそ、「月額をどこまで下げられるか」が、現実的には一番大事な判断軸になる。
月額を具体的に下げる手がかりとして、フィナステリド単剤で月1,349円からというレバクリの料金を整理した「レバクリのAGA治療は月1650円から。料金・薬・評判を整理」が、ひとつの目安になります。
長期で飲み続けて、リスクはどう見るか
これも、始める前に気になるところ。
フィナステリドの副作用として、性欲減退(1〜5%未満)、勃起機能不全(1%未満)、肝機能異常(頻度不明)が添付文書に記載されています(出典:PMDA プロペシア錠 添付文書)。
デュタステリドは、性欲減退3.9%、勃起不全4.3%、射精障害1.3%と、やや高めの数字が出ている(出典:PMDA ザガーロカプセル 添付文書)。
長期投与に関しては、国内の臨床試験で3年間の延長試験データがあり、大きな問題は目立っていないとされています。
ただし、これは「3年間のデータがある」という事実であって、「何十年飲んでもリスクがない」という意味ではない。
現時点の医学データとして、3年間の投与データは確認されている。
それ以上の超長期データは、まだ蓄積の途中、というのが正直なところです。
副作用の詳しい確率は、フィナステリドの性欲低下は本当か|40代男性が知るべき副作用の確率でまとめています。
40代から始めるなら、知っておきたい3つのこと
ここまでの内容を整理します。
40代がAGA治療を始める前に、頭に入れておきたいのは、この3点。
- AGA薬は「完了させる」のではなく「抑え続ける」治療。やめれば進行は再開する
- 治療反応の判定には最低6ヶ月。変化が見えなければやめる判断もある
- 長期の費用は月額×年数で見る。続けられる金額で始めることが最優先
WEB上で同じ悩みを調べていると、「一生飲み続けるのか」「コストが不安」「やめたら戻った」。
この3つが、治療前に人の手を止める三大不安だと感じます。
でも、裏を返せば、この3つを事前に理解しておけば、始めてから「話が違う」と感じることは減るはず。
40代から始める場合、20代・30代から始めた人より「飲み続ける年数が短い」とも言える。
総コストで見ると、実はスタートが遅いほうが負担は軽くなる面もある。
ただし、AGAは進行性とされているため、始めるのが遅いほど選べる手は少なくなりやすい。
このバランスは、自分の進行度と費用感で判断するしかない。
今の進行度を確認しておきたい方は、40代AGAの進行度を見分ける7つのサインが参考になります。
中止前に何を確認すべきかは、AGA治療をやめたらどうなる?始める前に知りたい現実で別に整理しました。
続けられる金額かどうか、まず確認する
AGA治療は、始めることより「続けること」のほうが難しい。
だからこそ、最初の一歩は「続けられる費用かどうか」の確認から。
初診料・診察料が無料のオンライン診療なら、薬代とプランの説明だけ聞いて、家でゆっくり判断できます。
出典
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
- PMDA「プロペシア錠0.2mg/1mg(フィナステリド)添付文書」
- PMDA「ザガーロカプセル0.1mg/0.5mg(デュタステリド)添付文書」
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